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桂林だより
バヌアツ通信

桂林だより


【No.10】 2008年1月 発行。

【作者より一言】
 新年明けましておめでとうございます。いよいよ2008年帰国の年。活動期間も半年をきり、カウントダウンだ。桂林の元旦はこの時期にしては本当に珍しいほどの快晴。思わず写真を撮ってしまった。。。全国的に快晴だったようで、2008年中国、運を引き寄せる強さと言うか、、、そんなものを感じた朝であった。

 同期隊員のお手伝い♪【河北省医科大学第三病院へ】  

12月中旬、北京から日本の新幹線にそっくりの『動車』という列車に乗って2時間のところにある、河北省石家庄市で理学療法士隊員をしている同期隊員のところへ出張に行って来た。目的は彼女の後任として要請されているのが作業療法士であるためにその要請背景調査、そして彼女が手を焼いているという手の外科病棟のお手伝いであった。お手伝いと言えど、手の外科の領域は日本でもそれほど経験がなく、参考資料をどっさり持って挑んだ。行ってみてまず驚いたのは病院の大きさ。さすが大学病院!と思ったのも束の間…事前情報で聞いてはいたものの…手の外科病棟、廊下まで患者さんがあふれている野戦病院状態。基本80床の病棟に200%以上の患者さんが常に入院しているのだとか。同じ3級甲レベルの我が病院とは大違いだ。

 さて、診療でも驚きの連続。グローブのように腫れ上がった手や壊死した指、断端形成なんて意識されていないようなハムのような腕、機能的な予後は考えられていないような術痕、指一本の骨折で肩まで動かなくなってしまっている働き盛りのおじさんたちなどなど。確かに行われている手術のレベルだけを見れば日本とそれほど変わらないことをしているようだったが、術前評価や術後の感染に対するケアなどの不足によりレベルの高い手術も成果を出しきれていないように感じた。

 このような点から考えると、協力隊の活動意義は高いわけだ。この5日間の出張中に、日本で診た手の外科の患者さんの10倍近くに当たる100人以上の患者さんを診た。1人の患者さんを診ていると人集りができ、ベイの顔の前にぬぅ〜と包帯グルグルの手が現れ「俺のも診て」と頭の上から声がする。はっきり言って、ホラーレベルの手もあった。中国に来てこれほどハードに働いたことはなかったというほど働いた。でも、楽しかった。

 同期隊員の彼女が同じ期間で築いた現地スタッフとの関係をうらやましくも思った。そんな中で仲間として迎えられ、彼女への信頼をお裾分けしてもらって過ごした5日間であった。初日から、「もう少し長い期間この病院にいてくれないか」と言い続けてくれた彼女の同僚、連日昼夜と食事に誘ってくれ「帰るな」と言ってくれた医師たち、「また戻って来て診てくれるんだろ?」と真剣に聞いてくれた患者さんたち、本当に感謝、感謝だった。実は、少し前まで作業療法士としての自分のあり方や将来について自信をなくしていた。帰国が迫ってきていることもあったのだろう。しかし、前号で紹介した分院での講座や今回の出張でそのなくしていた自信を少し取り戻すことができた。そして、やっぱりこの仕事が好きだなと思えた。そんな機会をくれた全ての人たちに感謝!桂林に戻り、御礼の意味をこめてわずかながらも手の外科でベイの持ち得る情報をまとめて同期隊員に送った。彼女も同僚も喜んでくれているようで、さっそく2人で中国語訳の作業に取り掛かっているとか。これまたうれしいことだ。

←←←おまけ 写真は石家庄周辺で特産の
    『ロバ肉ハンバーガー』♪

● 勝手に広報● 
というわけで、作業療法士の要請が出ております。手の外科…と言われるとベイはビビッてしまいますが、協力隊の基本は現地のスタッフとともに!です。協力隊は専門家ではないので。ご興味のある方、ぜひご応募を!!まだ決まっていないはず。
 【ベイの活動報告書】


 1月から始めたのこと、分院の看護師らに治療の一部を任せること。「ベイが帰国したあとは看護師たちがリハビリをしていくから」とある医者が言った。それならば今から始めましょ♪と言うことで。「私は1月から一切やらないよ」と12月の時点で言っていた。1月初の出勤日、1週間だけやってくれないかと言われたが断った。そして始まった。一切やらないといったのはちょっとした賭け。もちろん、全力を持ってサポートする! …そう、これも帰国の準備なのだ。  
 【異文化 〜皮むき〜】


 学生の頃、日常生活動作(ADL)の実習で片手調理のグループ活動があった。「私の家では…とか言うんじゃないわよ〜」と先生がおっしゃったことを覚えている。そうなのだ。人それぞれのやり方があって、文化が違うとその違いはまた大きくなる。中国の患者さんに「リンゴの皮が向けるようになりたいの」なんて言われてもこれに気づいていないと意味のないリハビリをすることになる。箸の使い方にしてもそう。ま、中国人、日本人ほど箸にこだわらないのだけど。

【最後の隊員総会】

 半年に一度、健康検査を含めた隊員総会が首都・北京で行われる。他国と違って国土の広い中国、ほとんどの隊員が出張などない限りこの総会以外は首都に上がることはない。だから…総会といえども仲間に会うことや日本食品の買出し、ヘアカットなど重要な目的が山ほどある。写真は最終日に行われる懇親会の様子。赴任してから4回目の今総会でベイたち18年度1次隊は最後の総会となる。

 初回のエアロビに始まり、2回目以降はよさこいソーラン節を同期隊員19人全員で踊ってきた。白いハチマキは東北部の隊員がコートを作ったお店の人たちが作ってくれた。ハッピは婦人服隊員の先輩隊員が配属先である職業学校の生徒たちとの最後の活動として作ってくれた。そして今回はクリスマスだったため、帽子をかぶって♪練習は毎回北京に上がってから数時間みんなが時間を合わせて集まる。派遣数最多の19人、誰ひとりやらないという人はいなかった。係りの仕事などで当日まで練習ができなくても、この会が始まる直前まで練習して参加していた。そんな仲間たちだ。  一部の隊員は現職参加の教員であるため、一足早く3月に帰国する。。。


 ●何仙姑久久登天勢●
  症状:消化不良


 座り両手で膝を抱える。 左右の足それぞれ力を入 れて9回地面を踏みつけ る。24回呼吸をする。





 健康診断で血圧が高かった。北京に上がって興奮していたと思いたい。 いつも健康関係ネタですみません。でも、今日また…気になることが。いままでも気付いては知らないふりをしてきたような…水道水が茶色と言うか黄色と言うか。生水は飲まないけれど、やはり気になる。まずは健康診断の結果を待つことにしましょう。。。 本年もよろしくお願いいたします(ベイ)

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